元パチンコ店員が教える パチンコバイトの良い所6つ、悪い所5つ+α
私は大学生の頃、一年ほどパチンコ店でアルバイトをしていました。
今回の記事では、そんな元パチンコ店員が働いていて思った『良かった点』と、『悪かった点』を挙げていきます。
良い点
時給が高い
パチンコ店員、最大のメリットです。
私の場合は田舎ではありましたが、時給1200円ありました。
都会であればもっと高くなると思います。
また、土日であれば時給が高くなる店舗も存在します。
交通費は全額会社負担で、昼ご飯代も出してもらえました。
昼飯は一日750円までで、近くにあるお弁当屋さんの弁当の中から、毎朝選んで注文しておくというシステムでした。
とにかく羽振りが良かったです。
女性店員が可愛い
一緒に働いている女性店員は可愛い人が多かったです。
また、年齢的にも、若い女性が多かったです。
恐らく、店長が優先的に美女を採用していたんだと思います。
なので、男性である私としては、仕事のモチベーションが上がりました。
働いているうちに美女と仲良くなれるので、それもメリットの一つだと感じていました。
面白いお客様がたまにいる
パチンコ店には、面白いお客様がたくさんいらっしゃるので、見ていて飽きませんでした。
私が働いていた時も、従業員にプレゼントをくれるお客様がいました。
私はその方に花束を貰えました。
しかし、商売上お客様からの贈与物は受け取れないことになっているので、最終的には処分することになりました…。
接客の基本が学べる 対人耐性が付く
パチンコ店で接客を行えば、基本的な接客のマナーが身につきます。
特にビジネススマイルはすぐに身につくと思います。
お客様の中には、店員をぞんざいに扱う方もいらっしゃいます。
しかし、そういった接客は日常茶飯事です。
パチンコ店で長く働いていれば、『どんなときも笑顔でお客様と接する』という強固な姿勢が身につきます。
最新の機種に触れる 機械の内部も触ることができる
働きながら最新台の情報について知ることができます。
玉詰まりや、エラーを起こした際には、機械の内部を見ることもできるので、パチンコ好きには堪らないと思います。
私はプライベートでパチンコをすることはなかったので、こういった恩恵を感じることはできませんでした。
店員もパチンコ好きが多く 趣味が合う
パチンコ店で働いている人には、パチンコ好きが多いです(あくまで傾向です)。
なので、パチンコ好きな方であれば、同じ職場に趣味の合う人が多いというのも大きなメリットだと思います。
あくまで私の持論ですが、パチンコ店の店員は、男性だとパチンコ好きが多いです。
逆に女性は好きな人が少ない印象です。
女性でも好きな人も中にはいますが、かなり少数派だったと思います。
悪い点
客層が悪い
パチンコ店のお客様はとにかく素行が悪いです。
店員との接し方もガサツで高圧的です。
ゴミを置いたままにしたり、わざと汚して帰ってしまう方もいます。
たまに悪臭のする方や、清潔感のない方もいます。
接客業の中では、最底辺を相手にしなければならない場所です。
特にお客様は、負けている日だと機嫌が悪いことが多いです。
無駄に店員を呼びつけたり、文句を言ったりしてきます。
しかし、パチンコ店で店員に悪態をつく人は、店員側もその人のことをマークします。
酷い人だと、店員同士であだ名をつけて警戒し、インカム内で呼び合ったりもしています。
※インカムとは:インターコミュニケーションシステムの略。
簡単に言うと「内線として使われる、ヘッドセット付きのトランシーバー」のことです。
店内がうるさすぎる
店内の騒音がうるさすぎて、耳が悪くなります。
パチンコ店には、パチンコ玉を店内で循環させる仕組みがあります。
パイプ内で大量のパチンコ玉を運んでいるわけですから、当然その衝突音も大きいです。
なので店内では、その音をかき消すために、爆音でパチンコ台がBGMを鳴らしまくっています。
音を音でかき消すという方法を使っているので、とにかくうるさいです。
私も働き始めて一週間目は、毎日耳が痛いと感じていました。
しかし、ある程度するとこれも慣れてきます。
そして、一定の期間を経ると、自分の耳が悪くなっていることに気が付きます。
また、店内の音だけでなく、インカムの音も割と大きいです。
インカムはイヤホンのように耳につけて使うので、インカムも耳が悪くなった原因の一つだと思います。
人によっては騒音が大きすぎて、長時間働くことができないかもしれません。
店内がたばこ臭い
パチンコ店内は基本に喫煙できます。
なのでお客様のなかには、たばこを吸うために来ているような人もいます。
とにかく店内の喫煙率が高いです。
よって、店内には常にたばこのにおいが充満しています。
この臭いは当然、店員の服にも臭い移りします。
たばこの臭いが苦手な方は、パチンコ店で働くことはできないでしょう。
また、たばこを吸っている人の近くに長時間いるわけですから、副流煙などの健康を害するリスクも高まります。
また、たばこを吸いすぎているせいか、口の臭いが強烈なお客様も結構いらっしゃいます。
ちなみに、パチンコ店の店員も喫煙率が高めです(※あくまで傾向です)。
玉運びで腰に負担がかかる
玉運びに関しては、ある店とない店があります。
自動化(パーソナル化)が進んでいる店であれば店員が玉運びをする必要はありませんが、私が働いていた店では、玉運びがありました。
玉運びでは、お客様が獲得した出玉やメダルの入ったドル箱を計測器まで運んでいきます。
この作業が地味に疲れます。
理由としては、足元にあるドル箱を持たなければならないので、屈まなければならないということや、玉やメダルを落としてしまわないように慎重に運ばなければならないからです。
特に、一杯のドル箱にこんもり玉を入れるお客様には、苦労させられました。
大当たりしているお客様の場合は、何度も往復して運ぶ作業をしなければならないので、より面倒でした。
店員が店をやめる原因の一つとして、玉運びによって腰をやられて働けなくなるというものがあります。
また、接客の際は目線を下げるため、膝をついて接客することが基本となります。
これも腰に負担がかかる一因となっています。
店内巡回で足がしんどい
パチンコ店では防犯のために、店員が店内を巡回しています。
私としては、玉運びよりもこちらの方がしんどかったです。
私が勤めていた店では、一か所にとどまりながら時間を過ごしていると、注意されました。
なので、勤務時間中で接客を行っていないときは、常に店内を歩いていました。
これがほんとにしんどかったです。
特に店員は革靴で接客を行うので、余計に足に負担がかかりました。
勤務終わりには、いつも足がパンパンになっていたのを覚えています。
パチンコ店員の悪いところといえば、こんな感じです。
ほかにも
- 自分が働いている系列店では打てない
- 度重なる規制で、パチンコ業界が厳しい状況にある
- 店内がキラキラしていて目も悪くなる
- 客にやくざっぽい人が来ることがある
- 店長やエリアマネーシャーもやくざっぽい
などがあります。
まとめ
お金の待遇はいいが、お客様の質が悪いです。
健康を蝕む可能性も高いので、あまり長く働かない方がいいかも。
パチンコが好きで、体が丈夫なら適正は高そうです。
おまけ
パチ屋店員あるある
- お年寄りの方の目押しを手伝うときは、何回やっても成功しない時がある
- ほぼ毎日来ており、どこにそんな金があるのだろうかと思う人がいる
- 妙にやさしいお客様もいる、低姿勢過ぎて逆に怖い
- 事務所にたまに警察が来る
以上、元パチ屋店員のお話しでした。